新年明けましておめでとうございます。
日本で固定価格買取制度 (FIT) が始まり、5年を迎えました。
振り返れば、指定電気事業者制度の導入 (’15)、電力小売全面自由化 (’16)、改正FIT法施行 (’17) などがあり、目まぐるしい5年間でした。今後も発送電分離 (’20) といったイベントが控えています。
世界的にみても、再エネ導入が加速度的に進んだ一年となりました。世界で導入された発電設備容量のうち、3分の2を再エネが占め (※1)、過去の記録を更新し続けています。一部地域では、新規電源の競争入札で太陽光と風力が競り合っている状況と聞きます。
また、RE100 (※2) の参加企業は100社を超え、日本からもリコーなど複数社が加盟しました。主要国でのガソリン・ディーゼル車の販売禁止の相次ぐ決定も、脱炭素社会の流れとリンクしています。
コスト面だけでなく安全保障や廃棄物処理の観点からも分散型電源への大きなうねりはもう止められないと感じています。今後も再生可能エネルギーを健全に発展させ、未来の世代に負の遺産を残さないためにも、太陽光発電所・小型風力発電所建設を軸にエネルギー問題に懸命に取り組んで参ります。本年も皆様のご理解、ご支援を賜りますよう、お願い申し上げます。
2018年 元旦
※1 IEA調べ、2016年現在
※2 事業運営に必要な電力を100%再生可能エネルギーで調達することを目標に掲げる企業連合
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